唇フィラーの副作用、詳しく分類する
ネット上に出回っているあらゆる副作用事例。 さらに、医師たちも刺激的なテーマのために間違った施術事例を強調し、患者たちの不安感はさらに増幅されるしかありません。
知ってると単純ですが、知らないととても不安になるのが副作用です。
'通り過ぎる症状'と'意味がある症状'
あざ、腫れ、痛みなど、すべての症状は人によって違います。 副作用が発生したとき、どれだけ早く診断して対処できるかが一番大切です。
- 通り過ぎる症状 : 症状発現後、数日後に自然に消える症状
- 意味がある症状 : 病院を訪問して治療を受けなければならない症状
1. 痛みとあざ
施術後の痛みは誰にでもあります。しかし、痛みの強度が非常に激しく、2~3日が過ぎたのに痛みがさらにひどくなれば、 他の副作用を疑ってみることができます。




Q. 唇フィラー後、壊死?
壊死は、フィラーが血管を塞いで栄養供給が切れたときに起こります。 しかし、唇は小さな血管が細かくとても広がっていて血行がとても良い部位です。 つまり、フィラーで特定の血管が詰まっても、他の血管が組織内の栄養を供給してくれるので、壊死の発生確率がとても低いです。
2. 腫れ
腫れは唇フィラー直後に発生することがあります。ほとんどの場合、24 時間ほど経つと大きな腫れは消えます。 もし、時間が経つにつれて腫れがひどくなったり、急に腫れ上がったら、他の副作用を疑ってみることもできます。




Q. 遅延型浮腫と脈管浮腫?
遅延型浮腫は、体の免疫細胞が注入されたフィラーを攻撃して腫れを発生させるフィラーアレルギー症状です。
最初の症状発現時、簡単な薬物だけで治療できますが、繰り返し症状が現れた場合にはフィラーを溶かすことをおすすめします。
脈管浮腫は唇だけ現れるフィラーアレルギー症状です。 施術後30分以内にとても大きな腫れが現れますが、
注射治療と経口用薬で24時間以内に完治が可能です。
3. 皮膚症状
唇フィラーの施術後、あざ、腫れ以外の症状は発生しません。 唇の皮膚が剥がれたり、黄色いができたり、粘液が出る症状が発生した場合、副作用の症状を疑ってみることができます。




Q. 接触性口唇炎とヘルペス?
接触性口唇炎はフィラーアレルギーではなく、注射針(ニッケル成分)に対するアレルギー症状です。
普通7日ぐらい症状が維持され、アレルギー抑制薬と抗菌薬の処方で問題なく解決されます。
ヘルペスはウイルス感染症状で、フィラー施術によって唇の粘膜が損傷した隙を狙って発現する症状です。
1~2週間ほど症状が現れ、抗ウイルス剤の服用とアシクロバクリームの塗布で問題なく解決されます。
4. 肌触り、異物感と白い斑点
施術後、若干の異物感と局所的に硬い感じがすることがあります。 異物感に対して敏感な場合は、あらかじめおっしゃっていただければ、異物感の少ないフィラーを使用することができます。 もし、唇の皮膚表面にでこぼこした白い水泡が立ち上がったり、硬い感じが面倒ならモールディング、マッサージが必要な場合があります。




Q. 唇フィラーの後に発生するフォーダイス斑?
主に上唇の上線と下線で見られるフォーダイス斑は、皮脂腺の跡が唇の皮膚の表層に映って現れる現象です。 フィラー注入によって唇の粘膜が膨張する時、フォーダイス斑も一緒に膨張し、よく目につくようになるのです。 必須で除去する必要はありませんが、除去をご希望でしたらアグネスレーザーで除去できます。